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デジタルモデリングに関する研究の必要性

 図学教育研究会は会員皆様のご協力により第50回を迎えることになりました。そこで今回は図学会春季大会の初日のセッションを使わせていただき、『デジタルモデリング』をテーマに開催したいと存じます。近年、3次元データを扱う分野が更に増加し、建築、機械、医療、情報の分野はもちろんのこと、これまでは作家自身がデジタルツールをあまり好まなかったアートの世界でも3D CADの活用が始まっています。さらに最近の3Dプリンタの話題でもご存知のように、デジタルファブリケーションといった、今までに無い3次元データの活用が始まっています。図学会では2006年より『デジタルモデリングコンテスト』を実施し優秀なモデリング作品の表彰なども行ってきました。しかしながら特にプロダクトデザインの分野では造形操作(いわゆるモデリング)がモデラーに依存するため、モデリングを断片的に解釈することはできるが、意図した形状を造形するモデリング解決能力向上に繋がっているかどうかの検証やそのための学術的研究が行われて来ませんでした。今回の図学教育研究会では『デジタルモデリングに関する研究の必要性』と題して様々な分野からの議論できればと考えております。ご多忙のこととは存じますが,多数の御参加をお願い申し上げます。
 
 

1. 日時

2013年5月11日(土)13時30分〜15時30分
 

2. 場所

産業技術短期大学尼崎キャンパス
 

3. 内容

『デジタルモデリングに関する研究の必要性』
          デジタルモデリングコンテスト委員会共催 
 
概要説明
阿部浩和(大阪大学)、西井美甫(Office Re.,女子美術大学)
 
ご講演 13時30分〜15時
13時40分〜14時 「工業デザインにおけるデジタルモデリング」
是枝靖久(大阪芸術大学)
14時〜14時20分 「建築デザインにおけるデジタルモデリング」
中島淳雄(株式会社アプリクラフト,慶応義塾大学) 
14時20分〜14時30分 「デジタルモデリングに関する研究の必要性」
西井美甫(Office Re.,女子美術大学) 
14時30分〜15時 「デジタルモデリングコンテストについて」
近藤邦雄(東京工科大学)
町田芳明(埼玉県産業技術総合センター) 予定
 
質疑と討論 15時〜15時30分
 阿部浩和、 西井美甫
 

ご講演者の紹介

是枝靖久氏
 工業デザイナー、大阪芸術大学デザイン学科非常勤講師、JIDAデジタルものづくり研究会委員長。15年以上前から3DCAD(ソリッド系、サーフェス系)を活用してプロダクトデザイン業務に従事。 
中島 淳雄氏
 株式会社アプリクラフト前代表取締役社長。慶應義塾大学 意匠設計非常勤講師。1982年、電気通信大学材料学課卒業。電子部品メーカーエンジニアを経て、日本コンピュータービジョン社他で、3次元CAD・CGアプリケーションのテクニカルサポート担当。