歴史

 詳細は図学研究各号、図学研究20周年記念号『日本図学会創立20年の歩み』、図学研究30周年記念号『図学は今』、図学研究40周年記念号『図学研究の広がり』および図学研究50周年記念号『図学する人びと』を参照してください。

1965年 12月: 図学にかかわる全国的な連絡組織,研究組織創設の要請
1966年 4月: 北海道大学,東北大学,東京大学,名古屋大学,京都大学,神戸大学,九州大学の図学担当教員が懇談会を開催(4月3日,於 本郷・学士会館)
12月: 発起人会開催,23名参集,組織の構成を理工系に芸術・美術系を加えた分野とする
1967年 5月: 日本図学研究会設立総会(5月21日,於 東京電機大学)
会員数 93名,初代会長(須藤利一)決定.
趣意書:「明治の教育制度確立以来,図学が理工系ならびに美術系教育の主要な教科の一つに数えられてきた.しかるに,その教育・研究活動を交流,促進すべき独立した組織をかき,また戦後の学制改革にも十分に対処しないまま推移したが,戦後20年をへた今日に至って……全国的組織化の機運が到来」「図学とは図法幾何学だけでなく,各種の図形教育ならびに Engineering Drawing, Graphics など図形及びその応用に関するあらゆる分野を包括」「図学担当教官だけでなく,理工系の各分野ならびに造形芸術・応用心理学の分野で図形に関連する教育・研究に関心をもつすべての人々の入会を期待」
座談会「諸外国の図学教育の動向」「図学教育の現状」開催
6月: 会報・会誌の発行決定,英文学会名〈The Japan Society for Graphic Science〉提案
6月: 日本図学研究会関西支部設立(於 京都大学)
7月: 東海地区活動開始
9月: 会誌英文名 提案
11月: 会誌『図学研究』第1号創刊(題字は小山清男氏),以降年2回(3月,9月)発行
1968年 4月: 日本図学研究会1968年度大会開催(於 大阪府立大学)
名誉会員制実施(7名),文献委員会・用語委員会設置
8月: 九州地区第1回講習会開催
11月: 東大闘争の拡大により事務局の移動・移転となる
1969年 1月: 東大闘争激化により事務局閉鎖
5月: 日本図学研究会1969年度大会開催(於 東京電機大学)
会員数190名,会長(須藤利一)再選
特別講演「コンピュータ・グラフィックス」(穂坂衛)
7月: 日本図学会と改称(日本学術会議に学術研究団体として登録)
11月: 財政状況の悪化が判明.会誌6号の発行が危ぶまれる
1970年 5月: 日本図学会1970年度大会開催(於 大同工業大学)
会員数190名,会費値上げ
シンポジウム「図学教育を如何に考えるか」開催.ホーエンベルグ教授(グラーツ工科大学)特別講演は来日不能のため中止.
1971年 5月: 日本図学会1971年度大会開催(於 東京大学)
会員数 189名,役員改選(会長:幸田彰),図学論文賞検討委員会設置
講演「帰朝報告・アメリカ,カナダの図学教育について」(磯田浩)
11月: 図学及び製図教育研究委員会発足,図学試験問題・製図課題アンケート調査決める
1972年 5月: 日本図学会1972年度大会開催(於 神戸大学)
会員数 194名
特別講演「ホログラフィについて」(梯上雅和)
1973年 5月: 日本図学会1973年度大会開催(於 青山学院大学)
役員改選(会長:幸田彰),会員数204名,会費値上げ
5月: 臨時委員会・コンピュータ・グラフィックス委員会設置(関西)
7月: 日本図学会東北支部設立(於 東北大学)
1974年 5月: 日本図学会1974年度大会開催(於 京都大学)
会員数 219名,会費値上げ
特別講演「コンピュータと画像処理」(坂井利之)
5月: 『図学研究』投稿規定改定,日本図学会賞授与規定作成
1975年 5月: 日本図学会1975年度大会開催(於 東京藝術大学)
会員数 226名,役員改選(会長:綾井九州彦)
特別講演「迎賓館の天井画について」(寺田春弌)
7月: 日本図学会九州支部設立
12月: 『図形処理便覧』(のちに『図形科学ハンドブック』と改称)出版準備委員会発足
1976年 5月: 日本図学会1976年度大会開催(於 九州大学)
会員数 209名,会費値上げ,創立10周年記念事業の準備を開始
特別講演「九州の石仏について」(谷口鉄雄)
8月: 合同例会(本部・東海地区・関西支部)(於 京都大学)
特別講演「群衆歩行のシミュレーション」(岡崎甚幸)
1977年 5月: 日本図学会1977年度・創立10周年記念大会開催(於 東京大学)
会員数 205名,役員改選(会長:熊谷貞男),<日本図学会創立10周年記念事業後援会>募金報告,図学ライブラリ規定決定,便覧刊行委員会報告,用語委員会『図学用語集』をもって本年限りで解散と決定.
記念講演「古代アメリカの都市と建築」(増田昭三)・「図学的コンピュータの話」(穂坂衛),懇談会「図学教育の電算機の導入をめぐって」
1978年 5月: 日本図学会1978年度大会開催(於 名古屋大学)
会員数 208名,創立10周年記念事業後援会決算報告,『図形処理便覧』の名称を『図形科学ハンドブック』に最終決定
記念講演「城はどうして作られたか」(内藤昌)
6月: 米国工学教育協会(ASEE)の機械設計製図部会EDGDが創立50周年を記念してカナダのバンクーバーにて図学国際会議(International Conference on Descriptive Geometry)開催,日本より3論文発表,4名参加
1979年 3月: 国立国会図書館逐次刊行物部から『図学研究』に対し,ISSN (International Standard Serial Number) 0387-5512を割り当てられる
5月: 日本図学会1979年度大会開催(於 金沢大学)
会員数 235名,役員改選(会長:小山清男),文献調査委員会発足
特別講演「金沢の伝統文化」(嶋崎丞)
1980 2月: 名誉会員通知状・学会賞賞状作製(地模様:小山清男・鹿島享担当)
5月: 日本図学会1980年度大会開催(於 大阪大学)
特別講演「大阪の史蹟―適塾とその周辺」(伴忠康)
6月: 『図形科学ハンドブック』刊行
9月: 学会賞賞状の印刷用原稿文字を熊谷貞男に依頼,10月完成
1981年 5月: 日本図学会1981年度大会開催(於 東京理科大学)
会員数 246名,役員改選(会長:原正敏)
1982年 5月: 日本図学会1982年度大会開催(於 関西大学)
会員数 244名,会費値上げ,文献調査委員会がこれまでの調査結果を『図学研究』No. 27〜30号に掲載したと報告
1983年 5月: 日本図学会1983年度大会開催(於 千葉工業大学)
役員改選(会長:磯田浩)
10月: コンピュータ・グラフィックス教育懇談会開催
1984年 5月: 日本図学会1984年度大会開催(於 大阪市立大学文化交流センター)
会員数 345名,コンピュータ・グラフィックス教育懇談会をコンピュータ・グラフィックス教育研究会に改組,東海地区が支部設立準備を開始
5月: 第2回コンピュータ・グラフィックス教育研究会開催(以降,ほぼ毎年開催,1994年からは年2回開催)
8月: 第2回図学国際会議ICECG (International Conference on Engineering and Computer Graphics)中華人民共和国北京にて開催(中国工程図学会と米国工学教育学会機械製図部会の共催),日本より9論文発表,23名参加
1985年 5月: 日本図学会1985年度大会開催(於 青山学院大学)
研究発表が2会場になる,役員改選(会長:小高司郎)
11月: 日本図学会中部支部設立(東海地区より)(於 名古屋大学)
1986年 4月: 学生会員制設置
5月: 日本図学会1986年度大会開催(於 九州大学)
会費値上,創立20周年記念事業案承認,『図学研究』記念号発行,記念出版『図形科学ハンドブック―コンピュータ編(仮)』,記念募金,将来構想委員会発足
11月: 日本図学会北海道地区(連絡会)設立
1987年 2月: 1986年度文部省科学研究補助金総合(B)「図学教育へのコンピュータグラフィックスの導入法に関する研究」(研究代表者:永野三郎)により、さまざまな大学の教育実施例をまとめた報告書を作成
3月: 『図学研究』第40号から年3回(3月,8月,12月)刊行
5月: 日本図学会1987年度・創立20周年記念大会(於 東京大学)
会員数265名,役員改選(会長:岩井実),記念式典
記念講演「CAD教育の現状と将来」(中島尚正),パネル討論「今後の図学教育」(鈴木賢次郎・田中喬・広部達也),学術講演28件
5月: 『図学研究』 20周年記念号『日本図学会創立20年の歩み』刊行(委員長:喜山宜志明)
1988年 5月: 日本図学会1988年度大会(於 東北大学)
会員数284名,『図学研究』投稿規定は改定案原案通り承認
記念講演「伊達家」(伊達篤郎),特別講演「中国の図学事情」(楊●(金へんに中)藩),学術講演14件
7月: 第3回図学国際会議ICEGDG (International Conference on Engineering Graphics and Descriptive Geometry)オーストリア国ウィーンにて開催,日本より16論文発表,26名参加
8月: 日本図学会北海道支部設立(支部設立総会(於 北海道大学))
(北海道地区(連絡会)より支部へ)
1989年 5月: 日本図学会1989年度大会(於 東京工業大学)
学術講演18件, 会員数299名, 役員改選(会長:竹山和彦)
5月: 国際会議連絡委員会新設
5月: 20周年記念出版『CGハンドブック』刊行(委員長:磯田浩)
1990年 6月: 第4回図学国際会議ICECGDG (International Conference on Engineering Computer Graphics and Descriptive Geometry)米国マイアミにて開催,日本より16論文発表,30名参加
7月: 日本図学会1990年度大会(於 北海道大学)
会員数293名, 会則改正は原案通り承認
学術講演24件
1991年 5月: 日本図学会1991年度大会(於 東京理科大学)
会員数307名, 役員改選(会長:竹山和彦)
シンポジウム「今後の図学教育にむけて―学会は何をなすべきか―」(永野三郎・川北和明・柴田優・鈴木賢次郎),学術講演24件
8月: 竹山和彦会長・鈴木賢次郎理事,中国工程図学学会の招待によりCADDM'91に参加し,工程図学学会と教育研究会議の開催について協議.
1992年 3月: 『図学研究』第55号から年4回(3月,6月,9月,12月)刊行,会報の発行を取りやめ
5月: 日本図学会1992年度大会(於 中部大学)
会員数317名
シンポジウム「形状と造形感覚―図学の萌芽的研究―」(堤浪夫),学術講演26件
8月: 第5回図学国際会議ICECGDGメルボルンにて開催,日本より23論文発表,34名参加,'94年の東京開催決定
8月: 国際図学会(International Society for Geometry and Graphics)設立
1993年 3月: 第1回日中図学教育研究国際会議(Japan-China Joint International Conference on Graphics Education) 無錫にて開催,日本より31論文発表,37名参加
5月: 日本図学会1993年度大会(於 武蔵野美術大学)
会員数330名,役員改選(会長:堤浪夫), コンピュータ・グラフィックス教育研究会を図学教育研究会に改組
シンポジウム「美術・造形にとって図学とは」(鹿島享・源田悦夫・佐久間義敬・村松俊夫・面出和子),学術講演22件
1994年 8月: 日本図学会1994年度総会(於 大妻女子大学)
会員数330名
8月: 第6回図学国際会議ICECGDG東京(大妻女子大学)にて開催,日本より82論文発表,146名参加,会議参加登録者214名(ロゴマークデザイン:佐々木仁)
1995年 5月: 日本図学会1995年度大会(於 大阪電気通信大学)
会員数341名,役員改選(会長:永野三郎)
記念講演「阪神・淡路大震災と免震構造」(橘英三郎),学術講演25件
9月: 第2回日中図学教育研究国際会議(Japan-China Joint Conference on Graphics Education) 成都にて開催,日本より20論文発表,37名参加
1996年 5月: 日本図学会1996年度大会(於 九州大学)
会員数359名,30周年記念事業計画案承認(記念大会の開催・記念出版事業[『図学研究』30周年記念号・『マルチメディア・コミュニケーション』・『美の図学』・『図学用語集<仮称>』]・記念表彰[論文賞・奨励賞・教育功労賞・教育奨励賞・学会功労賞など])
記念講演「骨の形から古代を考える」(田中良之),学術講演25件
7月: 第7回図学国際会議ICECGDGポーランド国クラコフにて開催,日本より28論文発表,42名参加,この会議より日本図学会は図学国際会議の共催として、会議開催に協力することになった
1997年 4月: 『図学研究』30周年記念号  『図学は今』刊行(委員長:堤江美子)
4月: 30周年記念出版 『シンセティックCAD−コンピュータ支援による設計製図の実際』刊行(委員長:鈴木賢次郎)
5月: 日本図学会1997年度・創立30周年記念大会(於 東京大学)
会員数364名,役員改選(会長:永野三郎),記念式典,記念表彰(論文賞,奨励賞,教育功労賞,教育奨励賞,学会功労賞など),賛助会員感謝状贈呈,募金募集
記念講演「エンジニアリング・デザイン・グラフィックス・カリキュラムの現代化」( Davor Juricic)
Dennis Short教授(Purdue大学)挨拶
シンポジウム「図学の基礎領域とその展開」(井野智・鈴木賢次郎・D. Short・長江貞彦・面出和子),学術講演39件,
5月: 30周年記念出版  『マルチメディア・コミュニケーション』刊行(委員長:長江貞彦)
7月: 第3回日中図学教育研究国際会議 昆明にて開催(於 見明工科大学),日本より27論文発表,40名参加
10月: 国際図学会論文誌JGG (Journal for Geometry and Graphics) 創刊号刊行
1998年 5月: 日本図学会1998年度大会(於 北海道大学)
会員数351名,記念講演「人と図形」(東弘孝),学術講演30件
6月: 30周年記念出版 『美の図学』刊行(委員長:小山清男)
7月: 第8回図学国際会議ICECGDG米国テキサス州オースティンにて開催(於 テキサス大学),この会議で国際図学会(ISGG)を正式主催団体として認証.発表論文117編,日本より28論文発表,56名参加
9月: 日本図学会のロゴマークおよびロゴタイプを策定,1994年図学国際会議のロゴ(作成:佐々木仁)に改変を施す許可を得て作成(丸山剛)
1999年 5月: 日本図学会1999年度大会(於 武蔵工業大学),この回より大会開催期間を2日間に変更
会員数351名,役員改選(会長:吉田勝行),学生会員の新設,会費改定が承認される,学術講演32件
7月: 第4回日中図学教育研究国際会議 敦煌にて開催,招待講演5編,発表論文46編,日本より28論文発表,36名参加
2000年 2月: 学会作業全般の電子化の検討を開始
3月: 日本学術会議50周年記念シンポジウム「数学教育の改善をめざして」にて鈴木賢次郎・加藤道夫が幾何学教育の必要性を意見する,研究報告書「『総合的な学習の時間』 の単元カリキュラムの開発と理論モデルの構築に関する研究」に「かたちを主題にした総合的学習の実践」(小林範夫)
5月: 日本図学会2000年度大会(於 いわき明星大学)
会員数354名,日本図学会賞授賞規定を改定
特別講演「歴史教科書を変える最近の考古学的成果」(馬目順一),学術講演21件
7月: 第9回図学国際会議ICGG (International Conference on Geometry and Graphics) 南アフリカ共和国ヨハネスブルグにて開催,この回より主催は国際図学会(ISGG).招待講演4編,発表論文73編,会議参加登録者92名,日本より32論文発表,39名参加
2001年 3月: 日本学術会議シンポジウム「21世紀の多様性社会における基礎学力とは」 において講演「図学的表現ツールの進化と表現上の誤りの増加について」(吉田勝行)
5月: ホームページデザインを変更
5月: 日本図学会2001年度大会(於 青山学院大学)
会員数343名,役員改選(会長:鈴木賢次郎)
特別講演「知識進化図作成システム」(辻正重),学術講演27件
6月: ホームページ改定、メーリングリストを設置
7,8月: 第5回日中図学教育研究国際会議 大阪にて開催(於 大阪ガーデンパレス),参加者総数97名,招待講演 4 編, 発表論文58編,日 本より44論文発表,日本側参加者73名
8月: 日本学術会議科学教育研連フォーラム「日本の21世紀半ばを想定した科学教育の体系化構想」において講演「視覚化と図的思考をめぐって」(小高直樹)
2002年 5月: 日本図学会2002年度大会(於 中部大学)
会員数343名,特別講演「生きるための動と静の戦略」(山下興亜),学術講演31件
7,8月: 第10回図学国際会議ICGG ウクライナ共和国キエフにて開催,招待講演4編,発表論文94編,日本より34論文発表,38名参加
9月: 日本技術者教育認定機構(JABEE)入会
11月: 図学および図的表現法の教育に関する実状調査を実施(臨時委員会:図学教育実状調査委員会)
12月: 日本学術会議シンポジウム「世界をリードするこれからの戦略的な科学技術教育の推進」において提案「科学技術者を支える指導者,創造的研究者,創造的技術者の育成」(加藤道夫)
2003年 2月: 日本学術会議シンポジウム「 21世紀の市民の科学・技術リテラシーの体系化」において提案「身近な美の理解を助ける図学とその教育」(近藤邦雄)
5月: 日本図学会2003年度大会(於 女子美術大学)
会員数336名,役員改選(会長:鈴木賢次郎)
女子美アートミュージアム・ギャラリートーク「具象と抽象のはざま」展(林敬二),学術講演33件
6月: 『図学研究』通巻100号を発行
7月: 第6回日中図学教育研究国際会議を西安で開催予定であったが,新型肺炎(SARS) 流行のためWeb会議にて開催;第6 回日中図学教育研究国際会議プロシーディングスを発行,収録論文77編
2004年 5月: 日本図学会2004年度大会(於 神戸大学)
会員数339名,特別講演「漢字の書法の変遷」(魚住和晃),学術講演43件
8月: 第11回図学国際会議ICGG 中華人民共和国広州にて開催,招待講演4編,発表論文108編,参加登録者112名,日本より34論文発表,37名参加
2005年 5月: 日本図学会2005年度大会(於 埼玉大学)
会員数343名,役員改選(会長:加藤道夫),大会学術講演に対する優秀研究発表賞および研究奨励賞を創設(賞状と盾のデザイン・制作:村松俊夫)
特別講演「リンクス・デジワークス:CM & ゲームムービー '04/'06」(福本隆司),学術講演38件
6月: 『図学研究』の電子アーカイブ化を検討開始
7月: 第7回日中図学教育研究国際会議 西安にて開催,発表論文65編,日本より25論文発表,26名参加
10月: 日本図学会,日本学術会議の登録学術研究団体から協力学術研究団体(第三部)へと移行
2006年 1月: 『図学研究』のPDF 化が完了
4月: 企画委員会を設置
5月: 日本図学会2006年度大会(於 九州産業大学)
会員数346名
特別講演「シーボルトと絵師川原慶賀」(谷口治達),学術講演39件
5月: 『図学研究』掲載論文に対する論文賞(研究論文賞・教育論文賞)を創設(第1回は教育論文賞,以降,隔年で交互に授賞)(賞状と盾のデザイン・制作:村松俊夫)
8月: 第12回図学国際会議ICGGブラジル国サルバドールにて開催,招待講演4編,発表論文92編,参加登録者90名,日本より21論文発表,鈴木賢次郎氏 The Steve M. Slaby Awardを受賞
2007年 1月: 第1回デジタルモデリングコンテスト作品募集(一般公募)新設
3月: 東京大学創立130年記念『測る人・画く人』展共催(於東京大学教養学部自然科学博物館)(〜6月)
5月: 日本図学会2007年度・創立40周年記念大会(於 東京大学)
記念式典,40周年記念表彰(学会功労賞および論文賞),学術講演53件,会員数336名.役員改選(会長:加藤道夫),募金募集
招待講演3題
"The State of Engineering Design Graphics in the United States" (Theodore J. Branoff)(ノースカロライナ州立大学)
"Application of CAD Technology and Education of Engineering Graphics in China" (Bing-shu Tong)(精華大学)
"The status of Todays Descriptive Geometry Related Education (CAD/CG/DG) in Europe" (Hellmuth Stachel)(ウィーン工科大学)
記念シンポジウム「3D-CAD,CG時代の図法幾何学」(西原一嘉・鈴木広隆・神山明・近藤邦雄・鈴木賢次郎)
5月: 第1回デジタルモデリングコンテスト実施,応募13件(賞状デザイン:町田芳明)
5月: 『図学研究』40周年記念号  『図学研究の広がり』刊行(委員長:梶山喜一郎)
7月: 第8回日中図学教育研究国際会議 蘇州にて開催,日本より招待講演2題,研究発表21編,本会をもって同会議一時中断
2008年 3月: 40周年記念出版『3D−CAD/CG入門−Inventorと3ds MAXで学ぶ図形科学−』(鈴木賢次郎・横山ゆりか・金井崇)刊行
3月: 40周年記念出版『POV−Ray による3次元CG 制作―モデリングからアニメーションまで―』(鈴木広隆・倉田和夫・佐藤尚)刊行
5月: 日本図学会2008年度大会(於 北海道大学)
会員数325名,学術講演47件
8月: 第13回図学国際会議(ICGG2008)をドイツ国ドレスデン市(ドレスデン工科大学)にて開催,参加者総数257名,日本より招待講演2題,研究発表32編
10月: 2009年度より本部例会を廃止し,大会を年2回開催することを決定
2009年 5月: 日本図学会2009年度春季大会(於 筑波技術大学天久保キャンパス)
会員数325名,役員改選(会長:堤江美子)
特別講演「「視覚伝達デザイン」を「触覚伝達デザイン」の世界へ ―筑波技術大学「触って観る」アートプロジェクト―」(安田輝男),学術講演45件
11月: 40周年記念出版  『図学用語辞典』刊行(委員長:加藤道夫)
11月: 日本図学会2009年度秋季大会(於 東京都市大学世田谷キャンパス)
学術講演31件
第3回モノづくりと三次元CADに関するフォーラム,講演5題
11月: 科学技術振興機構が「平成21年度電子アーカイブ対象候補誌」として『図学研究』を選定
2010年 8月: 日本図学会2010年度総会開催, 会員数317名
8月: 第14回図学国際会議(ICGG2010)を京都大学百周年時計台記念館にて開催,フルペーパー140編,ポスター24編,参加登録者198名,日本よりフルペーパー64編,ポスター発表9編,参加者103名
(ロゴおよびアブストラクト集カバーのデザイン:齋藤綾・面出和子)
招待講演5題
"Turned Ivory Polyhedra (旋盤加工による象牙の多面体)"(Tibor TARNAI),"An Introduction to the Use of 3D Digital Data of Cultural Properties (Sculpture) in Education and Research (彫刻文化財の3Dデジタルデータを活用した教育と研究の紹介―東京藝術大学大学院文化財保存学における実例―)」(籔内佐斗司),"Bim and Its Impact on Engineering & Graphic Communitation Education (BIMの工学およびグラフィックコミュニケーション教育に与える影響)" (Clark CORY),"Research of Digital Lead Design Process (デジタルリードデザイン開発プロセスの研究)」(山下敏男),"Discrete Gliding Along Principal Curves(主曲線に沿った離散的な滑り)"」(Hans-Peter SCHRÖCKER)
11月: 日本図学会2010年度秋季大会(於 法政大学市ヶ谷キャンパス)
学術講演28件
2011年 5月: 日本図学会2011年度春季大会(於 東京電機大学神田キャンパス)
会員数322名,役員改選(会長:堤江美子),企画広報委員会設置(企画委員会と電子化委員会を再編して設置)
学術講演36件
8月: 『図学研究』(通巻1号〜122号及び別冊)J-STAGEにて公開開始
(https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jsgs/-char/ja/)
11月: 日本図学会2011年度秋季大会(於 大阪市立大学杉本キャンパス)
招待講演「中国の工業教育と中国図学教育の改革」(韓宝玲)(中国図学学会国際担当,北京理工大学),学術講演46件
2012年 5月: 日本図学会2012年度春季大会(於 大同大学滝春キャンパス)
会員数306名,『図学研究』投稿規定を改定
学術講演30件
5月: 第48回図学教育研究会「3D?CAD/CG時代における図法幾何学教育の意義―モンジュの図法幾何学を読み解く」,講演3題
7月: 春季大会開催場所変更(東北地方太平洋沖地震とそれに伴う災害への対応)による剰余金を東日本大震災支援のため朝日新聞厚生文化事業団に寄付
8月: 第15回図学国際会議(ICGG2012)をカナダ国モントリオール市(マッギル大学)にて開催,総論文数118編(フルペーパー109編,ポスター9編),日本よりフルペーパー32編,参加者42名,堤江美子氏 The Steve M. Slaby Awardを受賞
10月: 日本図学会ウェブページ刷新
10月:  『図学研究』論文投稿電子化
12月: 日本図学会2012年度秋季大会(於 東京工科大学蒲田キャンパス)
学術講演44件
2013年 4月: ホームページ委員会設置
5月: 日本図学会2013年度春季大会(於 産業技術短期大学)
会員数289名,役員改選(会長:山口泰),学術講演30件
8月: 第9回アジア図学会議(AFGS2013)を中華人民共和国大連市仲夏花園酒店にて開催(日中図学教育研究国際会議を発展的に改定して再開),フルペーパー25編,参加登録者200名超,日本より特別講演1題,フルペーパー14編,参加者18名
10月: 『図学研究』のJ-STAGE登録開始(「論文」「作品紹介」「講座」にDOI付与)
11月: 日本図学会2013年度秋季大会(於 岩手県盛岡市ホテル大観)
学術講演24件
2014年 3月: 日本技術者教育認定機構(JABEE)退会
4月: デジタルモデリングコンテスト実行委員会を発展的に解消し, デジタルモデリング研究会設置
5月: 日本図学会2014年度春季大会(於 九州大学西新プラザ)
会員数299名,学術講演34件
6月: 大会講演論文集を国立国会図書館に献本,ISSN付与
8月: 第16回図学国際会議(ICGG2014)をオーストリア国インスブルック市(インスブルック大学)にて開催, 参加登録者227名(37ヶ国),フルペーパー147編,ポスター15編,日本よりフルペーパー28編,ポスター1編,参加者39名
9月: 『図学研究』第140号よりJ-STAGEにて公開開始
11月: 日本図学会2014年度秋季大会(於 東京藝術大学)
特別講演「彫刻をつくることと図学」本郷寛),学術講演40件,作品展示を特別開催(22件)
11月: 第1回デジタルモデリング研究会, テーマ「デジタルデータ」, 講演3題
2015年 3月: リガ工科大学Zoja Veide先生講演会(於 東京大学教養学部),「リガ工科大学・神戸大学間の学術交流事業」(鈴木広隆),「リガ工科大学における工学製図教育―ラトビアの文化と幾何学の間のいくつかの関係について」(Zoja VEIDE)
5月: 日本図学会2015年度春季大会(於 北海道大学)
会員数312名,役員改選(会長:山口泰),学術講演32件
8月: 第10回アジア図学会議(AFGS2015)をタイ国バンコク市チャトリアムホテルリバーサイドにて開催(日本・中国以外での初の開催), フルペーパー32編,ポスター12編,参加登録者55名,日本よりフルペーパー19編,ポスター10編,参加36名
10月: Autodesk社との意見交換会, デジタルモデリングコンテストおよびInventor Professionalおよび3ds Max Designを利用した図形科学教育を紹介
11月: 日本図学会2015年度秋季大会(於 大阪大学吹田キャンパス)
学術講演34件
2016年 4月: 科学研究費補助金研究成果公開発表(C)「アジア図学会議(AFGS)/アジアデジタルモデリングコンテスト(ADMC)」採択
5月: 2016年度大会講演論文から『図学研究』採録論文への査読希望募集開始
5月: 日本図学会2016年度春季大会(於 八戸グランドホテル)
会員数319名,学術講演32件
8月: 第17回図学国際会議(ICGG2016)を中華人民共和国北京市(北京理工大学)にて開催,参加者総数152名,フルペーパー144編,ポスター19編,日本より招待講演1題,フルペーパー24編,ポスター3編
11月: 日本図学会2016年度秋季大会(於 首都大学東京南大沢キャンパス)
学術講演24件, ポスター発表19件
2017年 7月: 『図学研究』50周年記念号  『図学する人びと』刊行(委員長:椎名久美子)
8月: 『図学研究』(未公開分,通巻123号〜139号)J-STAGEにて公開開始
8月: 日本図学会2017年度・創立50周年記念大会(於 東京大学)
会員数324名,役員改選(会長:阿部浩和),パネル講演7件,記念講演1件
8月: 第11回アジア図学会議(AFGS 2017)東京大学駒場キャンパス 21 KOMCEE にて開催,参加登録者134名(2017/8/3時点)(14ヶ国),フルペーパー71編,ポスター18編,日本よりフルペーパー33編,ポスター11編, 参加者73名(2017/8/3時点)
招待講演6題
"Folding Paper: Visual Art Meets Algorithms"(Erik DEMAINE),"A Study on the Establishment of Formative Principle of 3D Printing Originative"(Sang Kwon GOO),"Parametric Geometry for Digital Construction of Architecture"(Yasushi IKEDA),"Sensing Garment: A Fashion Designer Meets Scientists"(Eri MATSUI),"Design of 3D Printed Mathematical Art"(Henry SEGERMAN),"Progress in Research on Augmented Reality Technologies and Their Applications"(Yongtian WANG)
8月: アジアデジタルモデリングコンテスト(ADMC2017)最終コンテストを東京大学駒場キャンパス 21 KOMCEE にて AFGS 2017 と同時開催