日本図学会 > 日本図学会賞 > 建築分野における図学に関する教育・研究・制作活動

2022年度日本図学会賞選考結果報告
日本図学会賞選考委員会

受賞者:正会員 安藤直見氏(法政大学)
業 績:建築分野における図学に関する教育・研究・制作活動
業績概要:
 安藤直見氏は,法政大学で長きにわたり,建築分野における図学およびコンピュータグラフィックスに関する教育に尽力してこられました.その教育成果は日本図学会でも度々報告されており,2018年には教育論文賞を受賞しています.また,これまでに指導学生も本学会の大会等に多数参加して研究発表を行っており,図学の広がり・発展に寄与されています.
 研究面では,建築・都市空間の形態やイメージに関する研究成果を,1987年以来ほぼ毎年にわたって日本図学会で発表しているほか,本学会と関わりの深いICGG(International Conference on Geometry and Graphics)やAFGS(Asian Forum on Graphics Science)のみならず,図学に関する教育研究の盛んなセルビアやルーマニアの図学会など,多様な国際的学術会議の場で研究成果を多数発表されました.研究面における研究業績の骨子は以下の通りです.
 1 .建築・都市空間の形態の多様性に関する一連の研究.
 2 . 映画に描かれた建築・都市空間のイメージ記述に関する一連の研究.
 3 .コンピュータを用いた建築図学教育に関する一連の研究.
 また,日本図学会モデリングコンテストで受賞(計3回),Asian Digital Modeling Contestで受賞(1回)し,2点の建築作品を発表するなど,研究成果を制作面にも積極的に活用しています.
 これらに加え,本学会における大会実行委員長(法政大学 2010年),企画広報委員長(2013-2017年),理事(22・23・28期),日本図学会賞選考委員会副会長(24・25期)に加え,AFGS2017の実行委員長を務めるなど要職を歴任し,本学会の運営にも多大な貢献を果たしてきました.
 以上のように,安藤直見氏の一連の業績は,建築分野における図学に関する教育研究を日本国内にとどまらず,国際的に促進・発展させるものであると考えられます.
 以上,建築分野における図学分野の発展に対する安藤直見氏の寄与・貢献は多大であり,これらの業績及び学会活動は日本図学会賞に相応しいものと認められました.