2016年度日本図学会賞選考結果報告
日本図学会賞選考委員会
受賞者:正会員 鈴木広隆氏(神戸大学)業 績:光と形態の相互関係に着目した研究・教育・普及啓発活動
業績概要:
鈴木広隆氏は,一貫して光が関わる曲面デザインの可能性を追求されてきました.研究面においては,「光と形態の相互関係」に着目した研究の成果を多数の原著論文,学会講演として発表してきました.また,これらの成果を踏まえ,普及啓発活動をさまざまに展開するなど,教育面においても幅広く取り組まれてきました.氏の主たる業績の骨子は,
- ランプシェードデザインのために,ねじれ面,接線曲面,可展面の組み合わせ,非平面四辺形曲面折りなど様々な手法の提案を行い,曲面デザインの手法を追求してきたこと.
- 情報図学教育において照明器具のデザイン・製作を課題とし,光源位置や輝度分布への配慮やものづくりなど,1.の成果を踏まえ先進的な取り組みを行ってきたこと.
- 一般人,高校生,海外の大学生を対象としたワークショップ等を展開し,光と形態の不可分な関係や面白さをわかりやすく伝える普及啓発活動にも尽力していること.
以上,図学および図学教育の発展に対する鈴木広隆氏の寄与は多大であり,その業績は本学会賞受賞に相当するものと認められました.

